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パブコメ結果発表

4月5日に環境省から
特定外来生物等の選定に係る意見募集(パブリックコメント)の結果について
が発表されました。

期間内に113,792件のパブリックコメントの提出があり、意見の総数は170,654。
その内、オオクチバス・コクチバスに関する意見が155,301で意見全体の
91%を占めています。
さらに、155,301の意見のうち、指定に賛成が20,855、反対が134,446
で反対が86.6%を占めています。
ここまでの数字を普通に見れば、「この法律に関してバスの指定には
反対する国民の声が多い。」ということになります。

ところが、「意見の理由とその対応の考え方」という文書では、指定に賛成
の意見が17、反対の意見が34掲載されており、賛成の意見の占める比率
が巧妙に33.3%まで引き上げられています。
さらに「意見への対応の考え方」では、賛成の意見への「対応の考え方」は
「専門家会合で指定対象とすることが適切であると評価されている」との記
述が多く、そうなるはずだから大丈夫的な考え方が多く見受けられます。
その反面、反対の意見に対しては長々と言い訳がましく指定を前提にした
「対応の考え方」が多く書かれおり、全体的に賛成が前提で「対応の考え方」
が書かれている印象がぬぐえません。

甚だしいのは、「賛成・反対の意見の数の多少により特定外来生物の
指定の是非を判断することは適切ではないと考えられます(オオクチバス反対
(3)の14個目)」とありますが、だったらパブコメの何を持って判断することが
適切なんでしょう?
言ってる人の「力」ですか?「地位」ですか?
そうですよね、たった一人の意見で指定リスト入りできちゃうんですから。

それ以外におかしいと感じるところはたくさんあります。(以下オオクチバスの)

反対(1)1番目から4番目への「オオクチバスは生態系への被害を及ぼすも
のとして評価がされている」の一点張り。これに関しては反対の人も被害は
ないとは思っていません。その上で被害を科学的に証明しろといっているのに
何の答えにもなっていません。

反対(1)5番目の、生物群集と非生物的環境を合わせた生態系への影響は
ほとんど無かったが、生物群集への影響はあると記述してある、という過去
文書へのわけの分からない反論。

反対(2)1番目の、風評被害が心配、有効活用すべきという意見に対して、
キャッチアンドリリースは規制しないので、社会的経済的な影響はないという
「考え方」。

反対(2)2番目のゾーニング提案に対して、「本法は地域を定める仕組みに
はなっていません」という無視。法律がおかしいなら法律を変えればいいじゃ
ないですか。

反対(2)3番目、漁業権設定済み湖沼への「増殖義務が課せられている
場所では法の実施にあたって充分調整する必要がある」。これって、上記の
対応では地域を定める仕組みにはなっていないといっていながら、特例を認
めるというように読めますけど???

反対(3)9番目、防除にあたる一部の人だけが補助金などで得をしてはなら
ないに対する「防除については(中略)適切に行うことにしています」という
「考え方」。適切かどうかを誰がどのように判断するのか全然分かりません。
次の反対(3)10番目、「防除の方法、指針が決まっていない」に対する
「指定された後に定める」も同じ。
防除費用がどのくらいかかるかも分からず、あとで考えるでは指定が妥当か
どうかの判断もできないはずです。それとももう予算の根回しは終わってる?
パブコメ結果が出る前から。。。

反対(3)12番目、「駆除にあたっての在来種の混獲問題は?」に対する「混獲
を避ける配慮が必要と考えます」って、全然答えになってません。

反対(3)16番目、「指定を見送る方向だったのでは?」に対して「専門家会合
で指定対象とすることが適切との結論に至ったものです」って、半年間かけて
検討するはずが誰かさんの一言ですっ飛んだことや、専門家会合の公平性を
聞いているのに、これも答えになっていません。

反対(3)19番目、「釣り人の意見をもっと聞いて欲しい。被害者受益者の歩み
寄りが必要」に対して「キャッチアンドリリースは規制していない」。
キャッチアンドリリースだけが釣り人の要望じゃないんですけど。。。

反対(3)21番目、「ライセンス制にし、資金を自然保護に回すべき」という
建設的な意見に対し「ご意見として承ります」って、これ答えになってません。
これでいいなら、すべてこの答えで終わりです。

反対(3)22番目、「種苗放流にまぎれて分布を拡大している。漁協による
種苗放流を制限すべき」に対して「ため池など種苗放流していない水域にも
分布しているとの報告がされています」 は、答えになってないです。
漁協による分布拡大の可能性があるといっているのに、そのことは無視して
すべて釣り人のせいですか?
そもそも漁業調整規則で規制される前は、放流してもよかったんですから
その溜池にいるバスがいつからいたのか分からないと、いるだけでは良いも
悪いもないと思います。

以上いろいろ書いてきましたが、バス以外の種に関する意見がわずか9%と
いうことは、バスを釣リたい人とバスを排除したい人以外の、多くの国民に
とって「外来生物法」そのものにほとんど関心がないことを表していると思います。
国民が知らないことをいいことに防除という名のもと、いくらともしれない新たな
税金を使う法律を作ろうとしていることを知ったら、他にもっと使うべきことが
あるはずという声が上がるのではないでしょうか。
バス防除の目標値、方法、効果を科学的に証明し、費用の総額を公表した
上で再度、国民の意見を広く聞くべきと思います。

参照blog
毎日が釣好日!本日も絶好釣!!
釣り人
黒鱒道中的こころ。
JIMI'S BASS FISHING

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コメント

たくるさん、お久しぶりです。
トラックバックありがとうございました。
いやぁ、、、今回も「がっかり」な結果が出てしまいましたね。
あまりの出鱈目に怒りというより呆れてしまいました。
パブリックコメントが全く昨日していないことをこうして証明してしまう行政というのはいかがなものなんでしょうかね。
この問題に関しては未来が見えません。
希望すら見えにくくされてしまった現実を憂うばかりです。

投稿: いたる | 2005.04.11 17:45

始めまして。

>それ以外におかしいと感じるところはたくさんあります。(以下オオクチバスの)

全て「バス業界」主導のおかしなテンプレートに対する答えですから、おかしくないと思いますよ。
テンプレートが的はずれだったわけです。
ほとんど全て。

投稿: ブラ汁 | 2005.04.11 21:45

いたるさん、こんにちは。
結果が反映されないパブコメって、単なる儀式のような気がします。残念ですね。

投稿: たくる | 2005.04.11 23:21

皆さんこんばんは。

パブコメについてなのですが、パブコメの結果の反映され方について根本的なズレがあるように思います。
それからバサーの今後についても。
バス業界から闇雲に「パブコメ送れ」とだけ煽られて「送れば未来が開ける」と期待していた人も多いと思うんですが、その後何の展望も見えません。
環境省に牙を向けるよりも、未来を考えていくことが必要なんじゃないでしょうか?
業界はよくわかりませんが、ブログではいろいろと考えておられる方もいるようなので、一度読んでみることをお勧めします。
http://blog.livedoor.jp/phantom3xv/archives/18676161.html

投稿: シマウマ | 2005.04.12 01:21

シマウマさん、コメントありがとうございます。
私は今回のパブコメ結果発表が、以前から指摘されていた、指定の理由(食害のイン
パクト)や指定後の具体策・効果があいまいなまま、やはり指定されてしまったこと
に疑問を感じました。(秋田のリリ禁の時もそうです)
ALL or Nothingではなくもう少し時間をかけて歩み寄れる方法があったのではないか
と。。。(誰と誰が、かはよく分かりません)
しかし、決まったからにはその中で今後のあるべき姿を考えたり、そのためにすべき
ことを具体的にしていく段階に入ったのかもしれません。遅すぎたかもしれませんが。
ご紹介いただいた先も読ませていただき、真剣にそれらを考えている方たちの意見を
見て、たいへん参考になりました。

投稿: たくる | 2005.04.12 22:16

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予想通り、10万近い「テンプレコピー」は見破られ、指定を覆す意見は無し、という結果となったようです。 [続きを読む]

受信: 2005.04.11 22:13

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